
さばは栄養も味も素晴らしい魚!旬・効果・美味しい食べ方は?
さばには多くの栄養が含まれていて、味も素晴らしいので、「魚の中でも特にさばが好き」という方も多いのではないでしょうか。
さばには、季節を問わずに脂が乗っているという印象さえあるかと思いますが、実はさばにも旬があるのです。
今回は、さばの旬や効果、美味しい食べ方などを詳しくご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
【目次】
- 旬①マサバは脂が乗ってくる秋~冬
- 旬②ノルウェー産さばも秋が旬!
- さばはセレンが豊富で抗酸化作用アリ!
- 鮮度がすぐ落ちるさばの美味しい食べ方
【召し上がり方1】味噌煮
【召し上がり方2】酢でしめる
【召し上がり方3】塩焼き
【召し上がり方4】なまり節(生節)
旬①マサバは脂が乗ってくる秋~冬
日本で食べられているさばは主に3種類あります。
ゴマサバ、マサバ、ノルウェーサバ(西洋サバ)の3種類ですが、一般的なサバは「マサバ」のことを言います。
マサバの生息地は日本近海で、旬は2シーズンと比較的長めです。
しかし、すべての地域のマサバの旬が2シーズンというわけではありません。
地域によって旬の時期に差があるのです。
7月~8月は、北海道で旬を迎えます。
このときのマサバは、もちろん脂が乗っていて美味しいのですが、皮と身の間に多くの脂肪があるため、身に乗っている脂はそこまで多くありません。
9月~10月は、青森県から福井県のあたりで旬を迎えます。
この頃になると、皮と身の間にあった脂がすべて身に移ります。また、常に回遊しているため、身も締まっているのが特徴です。
10月~11月は、三陸沖から千葉県の銚子あたりで旬を迎えます。
この頃に獲れるさばは「秋サバ」と呼ばれるほど、非常に脂の乗りが良い点が特徴です。
そして12月~2月になると、福岡県から長崎県のあたりで旬を迎えます。
旬の最後ではありますが脂が多く乗っており、「冬サバ」とも呼ばれることもあります。
旬②ノルウェー産さばも秋が旬!
ノルウェーサバは、その名前からも分かるように「ノルウェー近海で獲れるさば」のことを言います。
ノルウェーサバも、マサバと同じように秋が旬ですが、マサバとは異なる点があります。それは、「一年中マサバより多くの脂が乗っている」という点です。
マサバは、旬の時期になると多くの脂が乗りますが、それ以外の季節は脂があまり乗っていません。
では、なぜノルウェーサバは一年中マサバよりも多くの脂が乗っているのでしょうか。その答えは、「水温」と「漁獲量」にあります。
ノルウェーは日本よりも北に位置しているため、日本近海よりも水温が低くなっています。
魚は水温が低いほど食欲が増し、多くの栄養を蓄えようとするため、日本近海のさばよりも太りやすく、脂も乗りやすいのです。
そして、ノルウェーでは魚を保護するために「漁獲管理」が徹底して行われています。
そのため、必然的にさばの質も高まり、脂の乗った美味しいさばが日本にやってきているのです。
さばはセレンが豊富で抗酸化作用アリ!
多くの日本人に愛されているさばですが、実は栄養も豊富であることをご存知でしょうか。
さばに多く含まれる栄養の一つに、ミネラルの一種である「セレン」が挙げられます。
セレンの最大の特徴は、非常に高い抗酸化作用があるという点です。
そのため、ガン予防やアンチエイジングなどの効果が期待されています。
また、さばはセレン以外にも、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)などが多く含まれています。
DHAは不飽和脂肪酸の一種で、悪玉コレステロールを減らすとともに、善玉コレステロールを増やしてくれる効果が期待できます。
そのため、「血液中の中性脂肪の減少」「アルツハイマー病や認知症の予防」などが期待できるのです。
生活習慣病やストレスの蓄積などが多い現代の日本において、これらの栄養が含まれているさばは、非常に価値のある食べ物と言えるのではないでしょうか。
鮮度がすぐ落ちるさばの美味しい食べ方
さばは栄養が豊富に含まれているということがお分かりいただけたかと思いますが、さばの弱点として「鮮度がすぐに落ちてしまう」という点があります。
だからこそ、さばの美味しい食べ方を熟知しておくことが重要になるのです。
ここからは、さばの美味しい食べ方について見ていきましょう。
【召し上がり方1】味噌煮
「さばと言えば、さばの味噌煮!」という方も多いのではないでしょうか。
さばの脂は、甘辛い味噌の味ともマッチして旨みを強めてくれます。
定番ではありますが、「絶対に失敗しない食べ方」と言えるでしょう。
【召し上がり方2】酢でしめる
こちらも定番ではありますが、塩をふり、酢でしめることで脂が緩和されるため、あっさりとした味になります。
よりあっさりした味を求める方は、比較的脂が少ないゴマサバを使うと良いでしょう。
【召し上がり方3】塩焼き
もっともシンプルな調理法ですが、さば本来の味を引き出すことができます。脂の旨みもしっかりと感じることができますので、さば本来の味を楽しみたい場合は、ぜひ塩焼きで召し上がってみてください。
【召し上がり方4】なまり節(生節)
さばの燻製です。さばを加熱し、一度だけ燻製した加工品です。さばの旨味に優しいスモークの香りが加わり、燻製ならではの味わい深い味わいをお楽しみ頂けます。
このように、さばには多くの栄養が含まれていますし、食べ方を工夫することで、何通りもの味を楽しむことができます。
マサバとノルウェーサバは秋が旬ですが、ゴマサバは一年中安定した味をキープしていますので、ぜひ召し上がってみてはいかがでしょうか。
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