トップページ > 生節 > かつお生節(かつおなまり節)【長崎県産 天然羽かつお】無添加[700gサイズ]
五島列島のかつおは鹿児島県、高知県などで有名なかつおとは異なります。後者は真鰹(本鰹)といい関東などの東日本で流通しているかつおはこの真鰹になります。それに対し五島列島は羽かつお。真鰹に比べるやや細長く、真鰹には腹側にあるしま模様が背側にあるのが特徴で、こちらではかつおのお刺身やタタキといえばこの羽かつおで、真鰹はほとんど食べません。
市場で競り値も羽かつおが高く、真鰹の2倍くらいする日も少なくはなくはありません。上品な脂ともちもちした身質の味わいがが絶妙で地元の人がもっとも好んで食べるお魚の一つとなっております。この羽かつおがあまり流通していない理由として真鰹に比べると傷みやすく日持ちがしないといことがあり、その点から言うと昔から獲れた地域でしか食べられていなかったかつおということになるのはないでしょうか。
そんな長崎県産の天然羽かつおを1本1本全て手さばきでさばきます。機械を使わず全て手さばきで行うのはもちろん素材の旨味を逃さず最大限に切り取るのも理由の一つでございますが、次工程の燻製時の微妙な火加減や燻し加減において、その日の魚の状態が大きな判断材料になる為です。魚に触れた職人の指先で脂ののりや微妙な身質を見極め、次工程の燻製の作業へと移ります。
燻製時に焼くのは自然豊かな五島列島の藪林から伐採した椿の木などを含んだ原木です。お口に入れるとふわぁと広がる優しいスモークの香りの秘密はこの数種類のブレンドした原木とその割合にあります。
当店は20年前に生節作りの世界に飛び込みました。燻製の技術など教えてくれる人も少なく、手探りの状態からのスタートとなります。初めはそれこそ失敗の連続でした。無添加であるにもかからず、「薬の臭いがする」とのお客様から苦情を言われたこともあり、原因を探すもなかなか分からず頭を悩ますばかり。やっと探し当てたのは木の種類。燃えるとハッカような香りを出す木があることすら当時は知りませんでした。それからも試行錯誤は続きます。もっといい香りを、もっと優しい香りを、焼いては捨て、焼いては捨て、そしてやっとたどりついた数種類の原木とその比率。燻製の命ともいえる薫香には職人の惜しみない努力と技術がいっぱい詰まっています。
燻製とは一口ではいいますがその製造方法はさまざま。木を砕片に加工したチップといわれるもので燻す方法や、食品加工業界では多用されている燻液(木材を炭に焼く際に生じる副産物の液体)に漬けて乾燥させる方法などございますが、当店では昔ながら作り方に頑なにこだわり、レンガ釜での原木を丸ごと使った直火の燻し焼き。原木をそのまま使うことにより短時間で一気に高温にして直火で焼きながら旨みを閉じ込め、火加減を弱めながらじっくり燻します。
生節の特徴でもある独特の風味は高温で燻された魚からしたたり落ちる脂が燃える原木に落ち、それが煙となってまた燻す。これを繰り返すことによって生まれます。天候、温度、風量、魚の状態などを見極めた微妙な火加減や燻し加減はまさに熟練の技。レンガ釜にある拳ひとつほど空気口のみで空気を調整し、原木を継ぎ足しながら燻し上げていきます。一度火を付けると焼き加減にむらができないよう小まめに魚の向きを変える作業も加わり釜からいっときも離れる事ができません。 このような燻製機や添加物を一切使用しない昔ながらの完全手作り燻し焼きで作り上げた生節には、燻製機では出せない香ばしさと照り具合、燻液などの添加物では出せない自然な優しい薫香が生まれます。
かつお生節はカチカチに堅い本枯れ節ととは違い、 生節の名の通り手でほぐれるくらい柔らかいかつおの燻製です。
商品番号 10017
販売価格2,880円(税込)
[29ポイント進呈 ]
この商品の平均評価: 5.00
東京都 投稿日:2024年10月11日
初めて食べたのは数年前、五島列島が田舎だというお友達にいただきました。とっても美味しくて、また食べたい!と思いチラシをとっておきました。久しぶりにチラシを見ながらお取り寄せしました。ボリューム満点でとっても美味しく主人も大満足です。色々なアレンジレシピも一緒に送ってくれるのでありがたいです。
非公開 投稿日:2020年07月11日
数年前、初めて購入したのがこの商品で、そこから毎年リピしています。ほぐして、マヨと葱と混ぜたり…色々楽しめます。一度、ご賞味あれ!!
東京都/30代/女性 投稿日:2020年05月23日
テレビで拝見し、かつお生節を700gと400gを購入致しました。 まずはそのまま食べて、かつお節の味を楽しみ、あとは大根おろしとポン酢で食べました。 香りも良く、おつまみにもごはんのおかずにも最適です。 かつお生節はもちろん、他の商品も購入したいと思います。
非公開 投稿日:2018年06月01日
早速食し美味しく頂きました、友達もこれ何だといい(≧∇≦)b喜び食し美味しかったと。
非公開 投稿日:2018年04月22日
700gの大きなサイズのものを購入してみました。 結構食べ応えがありました。 3本買ったので色々試しました。 最初はおススメに書いてあった味噌汁作ってみました。 この際なので贅沢に大きめにほぐして見ましたほのかに香る香ばしさがとても良かったです。 味もとても美味しかったです。 シリコンスチーマーで軽く温めて大根おろしとポン酢の組み合わせとマヨネーズと七味を削ってつけて食べてみました。私は焼酎を飲むのであてに最高でした。 あとサラダにもしてみました。レタス フルーツトマト パプリカ 玉ねぎ オリーブオイル お酢 黒胡椒 塩 ガーリックパウダー パルメザンチーズ 生節を敢えて食べました。 結構美味しかったです。
異なるだけで 同じ食べ物です。
かつおを加熱し、一度だけ燻製(焙煎)したものを言います。
当店では商品名を全て「かつお生節」で統一しております。
この羽かつお。
五島列島のかつおは鹿児島県、高知県などで有名なかつおとは異なります。後者は真鰹(本鰹)といい関東などの東日本で流通しているかつおはこの真鰹になります。それに対し五島列島は羽かつお。真鰹に比べるやや細長く、真鰹には腹側にあるしま模様が背側にあるのが特徴で、こちらではかつおのお刺身やタタキといえばこの羽かつおで、真鰹はほとんど食べません。
市場で競り値も羽かつおが高く、真鰹の2倍くらいする日も少なくはなくはありません。上品な脂ともちもちした身質の味わいがが絶妙で地元の人がもっとも好んで食べるお魚の一つとなっております。この羽かつおがあまり流通していない理由として真鰹に比べると傷みやすく日持ちがしないといことがあり、その点から言うと昔から獲れた地域でしか食べられていなかったかつおということになるのはないでしょうか。
そんな長崎県産の天然羽かつおを1本1本全て手さばきでさばきます。機械を使わず全て手さばきで行うのはもちろん素材の旨味を逃さず最大限に切り取るのも理由の一つでございますが、次工程の燻製時の微妙な火加減や燻し加減において、その日の魚の状態が大きな判断材料になる為です。魚に触れた職人の指先で脂ののりや微妙な身質を見極め、次工程の燻製の作業へと移ります。
燻製時に焼くのは自然豊かな五島列島の藪林から伐採した椿の木などを含んだ原木です。お口に入れるとふわぁと広がる優しいスモークの香りの秘密はこの数種類のブレンドした原木とその割合にあります。
当店は20年前に生節作りの世界に飛び込みました。燻製の技術など教えてくれる人も少なく、手探りの状態からのスタートとなります。初めはそれこそ失敗の連続でした。無添加であるにもかからず、「薬の臭いがする」とのお客様から苦情を言われたこともあり、原因を探すもなかなか分からず頭を悩ますばかり。やっと探し当てたのは木の種類。燃えるとハッカような香りを出す木があることすら当時は知りませんでした。それからも試行錯誤は続きます。もっといい香りを、もっと優しい香りを、焼いては捨て、焼いては捨て、そしてやっとたどりついた数種類の原木とその比率。燻製の命ともいえる薫香には職人の惜しみない努力と技術がいっぱい詰まっています。
高温で燻す。
燻製とは一口ではいいますがその製造方法はさまざま。木を砕片に加工したチップといわれるもので燻す方法や、食品加工業界では多用されている燻液(木材を炭に焼く際に生じる副産物の液体)に漬けて乾燥させる方法などございますが、当店では昔ながら作り方に頑なにこだわり、レンガ釜での原木を丸ごと使った直火の燻し焼き。原木をそのまま使うことにより短時間で一気に高温にして直火で焼きながら旨みを閉じ込め、火加減を弱めながらじっくり燻します。
生節の特徴でもある独特の風味は高温で燻された魚からしたたり落ちる脂が燃える原木に落ち、それが煙となってまた燻す。これを繰り返すことによって生まれます。天候、温度、風量、魚の状態などを見極めた微妙な火加減や燻し加減はまさに熟練の技。レンガ釜にある拳ひとつほど空気口のみで空気を調整し、原木を継ぎ足しながら燻し上げていきます。一度火を付けると焼き加減にむらができないよう小まめに魚の向きを変える作業も加わり釜からいっときも離れる事ができません。
このような燻製機や添加物を一切使用しない昔ながらの完全手作り燻し焼きで作り上げた生節には、燻製機では出せない香ばしさと照り具合、燻液などの添加物では出せない自然な優しい薫香が生まれます。
この色が旨みの証。
かつお生節はカチカチに堅い本枯れ節ととは違い、
生節の名の通り手でほぐれるくらい柔らかいかつおの燻製です。
※掲載の小サイズは現在は中サイズで販売しております。